未来少年コナンの結末・最後を解説!ラナのその後や結婚についても

漫画・アニメ考察

1978年にNHKで放送されたアニメ「未来少年コナン」。

宮崎駿氏初の監督作品です。

世界のあり方を大きく変えた戦争から20年後、12歳の少年・コナンが仲間たちとたくましく生きる様子を描いています。

この記事では「未来少年コナン」の結末・最後をネタバレありで解説します。

またラナやコナンのその後や結婚についても考察します。

「未来少年コナン」の結末・最後をネタバレ解説

「未来少年コナン」は全26話。

まず最初に25話の内容を簡単に振り返り、その後最終回をネタバレ解説をします。

25話までのあらすじ

死んだと思われていたレプカは生きていました。

レプカは地下の裂け目から太陽エネルギーを奪い、ギガントを飛ばす準備をしていました。

準備が整うとレプカはギガントを飛ばしハイハーバーを目指しますが、コナン、ダイス、ジムシィの3人がファルコからギガントに侵入。

コナンたちは相手の毒ガス攻撃に苦しめられますが、ギガントに搭載されたカノン砲でギガントの機体を攻撃したり、機内の装置を壊すことで対抗し、ギガントを火だるまにします。

ダイスとジムシィは途中で海に落ちてしまいますが、コナンはレプカをギガントに取り残した状態で脱出。

炎にまみれたギガントは海面に落ちた後、海中深く沈み、最後に爆発します。

しかしコナン、ダイス、ジムシィの行方はわからないまま最終回(26話)を迎えます。

最終回:ダイスとジムシィは海を漂う

ここから最終回(26話)のネタバレ解説です。

機体の一部とともにギガントから切り離されたダイスとジムシィは、海を漂流しながら魚釣りをしていました。

そこにラナやモンスリーが乗る船がやってきて2人を回収。

ラナはコナンの行方を尋ねますが、ジムシィは「コナンと別々になったためわからない」と答えます。

そのころラオ博士の命は尽きかけていましたが、博士は最後の力を振り絞り、ラナにテレパシーを使い、行方不明のコナンを探すよう助言します。

テレパシーを使いコナンを発見

ラナはテレパシーを使うと、コナンの声を聞くことができました。

そしてアジサシのテキィに「コナンのところに連れて行って」と頼むと、ラナはテキィとともに空を飛び、ギガントの残骸に乗り櫂(かい)を漕ぐコナンを発見します。

ラナはダイスにコナンの居場所を伝えると、すぐさま船はコナン救助に向かいます。

コナンは無事に救助され、ラナやジムシィ、モンスリーらとの再会を喜びます。

ラオ博士の最期と水葬式

助けられたコナンはラナといっしょに、ラナ博士のところにいきます。

博士は「感謝の言葉もない。これからは君たちの時代だ。すばらしい世界を作ってくれ」。

さらに「ラナを頼む」とコナンに言い残し、やすらかな表情で息を引き取ります。

博士の遺体は棺に納められ、海に送り出されました。

結婚式と進水式

ハイハーバーの本村ではダイスとモンスリーの結婚式の準備が進められていました。

花火が打ち上げられ、住民たちはみなうれしそう。

同じくバラクーダ号の進水式も予定されており、元乗組員たちも再び船に乗ることになります。

結婚式では花嫁衣装に身を包んだモンスリーが入場すると、ダイスが「美しい、キレイだ」とつぶやきます。

モンスリーは恥ずかしそうな表情で「バカね」と返します。

この後復活したバラクーダ号は無事に海に戻っていきました。

のこされ島での新生活へ

コナン、ラナ、ジムシィ、ルーケらはハイハーバーを離れ、のこされ島に向かいます。

バラクーダ号がのこされ島に近づいていくと、そこはかつての島とは大きく様相が違っていました。

地殻変動のため海面が隆起して、のこされ島はより大きな島に。

かつてコナンがおじいと住んでいたロケット小屋は山の頂上になっていました。

船がのこされ島に到着するところで物語は幕を閉じます。

ラナのその後・結婚について考察

最後にラナやコナンの最終回のその後を考察します。

ラナとコナンのその後は結婚?

最終回でのこされ島に渡ったラナとコナンはその後どのような生活を送るのか、考察します。

コナンはハイハーバーを去る時、村長たちに「ハイハーバーに負けない立派な麦畑を作る」と宣言しているので、まずは大地を耕すところから始めるでしょう。

海面が隆起した土地で農業をするのは大変だと思いますが、みなが力を合わせれば大丈夫でしょう。

ありきたりですがラナとコナンは将来結婚し、やがて子をなすでしょう。

第16話「二人の小屋」で、コナンが「ラナもいっしょに(のこされ島に)来てくれるとうれしい」とラナに事実上のプロポーズをし、ラナもそれを受け入れているので、結婚するのは自然の流れと考えられます。

20年前の戦争で世界の人口は激減しましたが、ハイハーバーとのこされ島から新しい命が芽生え、新たな文明が築かれていくでしょう。

ただし彼らや彼らの子孫たちは、科学技術に頼りすぎず、自然と共生していくものと思われます。

なぜならラナやコナンたちは、先人たちが「超磁力兵器」を使い、一度は世界を破滅寸前に追い込んだことを知っているからです。

ラオ博士の「これからは君たちの時代だ。すばらしい世界を作ってくれ」という言葉は「自分たちと同じ過ちを繰り返してはいけない」というメッセージです。

博士のメッセージを理解しているラナとコナンは、先人たちと同じ過ちをせず生きていくはずです。

オープニング曲「今地球がめざめる」は最終回のその後?

「未来少年コナン」のオープニング曲「いま地球がめざめる」を改めて聞くと、最終回のその後を歌っているように感じてなりません。

ほら うまれかわったちきゅうが

めざめのあさをむかえる

この歌詞に合わせて、コナンとラナがいっしょに走り、船に乗るオープニングは、最終回の後の新しい生活を表現していると思われます。

こんなにちきゅうがすきだから

こんなによあけがうつくしいから

とても明るく、希望が持てる歌詞ですね!

「未来少年コナン」に続編はあるか?

「未来少年コナン」に続編はありません。

作品発表から40年以上経過していることを事を考えても、今後も続編は作られることはないでしょう。

なお1999年にTBS系列で「未来少年コナンII タイガアドベンチャー」が放送されましたが、「未来少年コナン」の世界観にならって作られた作品で、話はつながっていません。

まとめ

ここでは「未来少年コナン」の結末・最後をネタバレ解説し、その後の考察をしました。

結末・最後は

  • レプカを倒したコナン、ダイス、ジムシィは海を漂流中に助けられる
  • ラオ博士は亡くなる
  • ハイハーバーでダイスとモンスリーの結婚式とバラクーダ号の進水式が行われる
  • ラナやコナンたちはのこされ島に行き、新生活を始める

その後については

  • ラナとコナンは結婚するだろう
  • 彼らと彼らの子孫たちは過去の過ちに学び、自然と共生していく

「未来少年コナン」は最初の放送後40年以上経っても、その魅力が失われることはありません。

今後も多くの人が見ていく作品です。

まだ見ていない方は是非見ていただきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました